最終更新日 2024年11月21日 by hotelli
美容師と理容師とはどのように違うのか、あなたはご存知でしょうか。
前者はパーマをかけたり結髪をしたり、メークで容姿を美しくしたりするのが、主な業務となっています。
一方後者の方は、髪を刈ったり髭を剃ったりして、容姿を整えることが主な仕事です。
またそれぞれの業務を行う場所も、美容院または美容室、あるいは理容室といった具合に呼び名が違っています。
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⒈美容師と理容師の区別がつかなくなってきた?
しかし最近では、この両者の区別は以前ほどにははっきりしなくなりました。
かつては女性が美容院または美容室、男性が理容室と決まっていたものですが、今は男性が美容院で髪をカットしてもらうことも珍しくありません。
その一方で、女性が顔を剃ってもらうために、理容室に行くこともあります。
元々髪のカットはどちらの仕事にも含まれるため、男女を問わず美容師、または理容師にカットしてもらうというケースもあるようです。
ただし区別が全くないわけではありません。
着物の着付けは美容院でしかできませんし、顔剃り、つまりシェービングは基本的に理容室でしかできませんし、そのため美容師や理容師の国家試験は、いくらか受験科目が異なっています。
いずれも筆記試験と実技試験がありますが、美容師の実技試験はカッティングに加えて、髪にロッドを巻きつけるワインディングや、ウェーブの出し方などがテストされます。
⒉理容師はシェービングや整髪方法が主な採点基準
理容師の方は、シェービングや整髪方法が主な採点基準となります。
国家試験という言葉に、疑問を持つ人もいるかも知れません。
しかしこれらの仕事は、いずれも専門学校などの養成施設を経たうえで、国家試験を受けて合格する必要があるのです。
これらの専門学校は、厚生労働省により指定されています。
いつも通っているヘアサロンでシャンプーをしてくれる人、カットをしてくれる人などは、いずれもこういう難関を突破したうえで今の仕事をしているのです。
⒊両方の資格を取ることもできる
また両方の資格を得ることもできます。
これをダブルライセンスといい、平成30年に制が改正されたことにより、2つの資格を得ることができるようになりました。
まだあまり多くはありませんが、両方の資格を取ることが可能な専門学校もあります。
2つの資格を持っていることで、たとえば美容師であってもシェービングの仕事ができるなど、活動の幅がかなり広がります。
無論理容師でもメークなどの仕事ができるようになります。
またどちらか一方の資格を持っていることで、もうひとつの資格を比較的短期間で取得することも可能です。