最終更新日 2024年11月21日 by hotelli
◯次亜塩素酸水とは
次亜塩素酸水は、塩酸又は食塩水を電解する事により得られる次亜塩素酸を主成分とする安全でかつ殺菌効果の高い水溶液で、病院や食品を扱う工場で取り入れられています。
特徴としては、一つ目が殆ど全てのウイルスや細菌、病原菌を除菌し、有機物と反応して分解する事で消臭効果をもたらす強力な除菌や消臭力が有る事です。
二つ目が万が一に次亜塩素酸水を飲み込んでしまっても人体に害を及ぼす事は無く、直接、肌に触れたり、目に入ったとしても悪影響を与えない抜群の安全性が有る事です。
三つ目が空間に噴霧する事で細菌やウイルスの除菌が可能で、有機物に反応する事で水に変化し、他の薬剤に比べても劣化速度が遅くて環境にも優しい効果をもたらす使用方法が簡単である事です。
種類としては、食塩水と呼ばれる塩化ナトリウム水溶液と希塩酸等を電気分解して生成する事で出来る電解水と、次亜塩素酸ナトリウムを希塩酸と水で希釈混合し、中和して生成する中和水の大きく二種類が有ります。
どちらにしても効果は同じですが、電解水は保存期間は短いですが、分解速度が速く大量の精製が短時間で可能ですのでウイルスや病原菌の予防や防止を徹底している食品工場や養豚場、養鶏場等に幅広く使われています。
中和水は分解速度は遅いですが長期間の保存が可能ですので、病院等の医療機関や老人ホーム等の介護施設、一般家庭で幅広く使われています。
◯厚労省に認められた安全かつ殺菌効果の高い水溶液
次亜塩素酸水は厚生労働省にて安全でなおかつ殺菌効果の高い水溶液として食品添加物として平成14年6月に指定され、使用基準や成分規格が定められました。
次亜塩素酸は人間の体内で作られており、白血球が病原体に対して免疫機構の攻撃物質になっていますので、強力な殺菌効果を持ちながら人体には全く悪影響が出ない安全性の根拠となっています。
また人間以外でも動物や植物に対しても悪影響を与えるウイルスや病原菌を退治してくれる効果が有ります。
しかし酸性値を表すPHによって強酸性、弱酸性、微酸性の三つに分かれますのでPHの値が最も低い強酸性の場合は金属等を腐食させる塩素ガスが発生する場合が有ります。
弱酸性の場合は塩素ガスの発生は強酸性に比べて低いですが人体に悪影響を与える事が有ります。
微酸性の場合は人体の影響は殆ど無いです。
次亜塩素酸水の使用用途としては、口腔ケアや消臭、ウイルス対策のハンディースプレー、洗濯機やお風呂場のカビ対策等の家庭用スプレー、噴霧器や超音波加湿器、拭き掃除等と幅広いです。
※参考
次亜塩素酸水