最終更新日 2024年11月21日 by hotelli
保湿クリームの必要性が分からないと思う人もいるかもしれないです。
多くの場合、このスキンケア用品は他の製品を使用した仕上げに使用します。
美容液や乳液まで使った後に使用するように指示されているケースが多いため、そこまでやっているのだからクリームは必要ないだろうと感じる人は少なくないです。
既に色々なケア製品を使っているわけですから、必要性が感じられないかもしれないですが、実際にはアイテムごとに違った働きをしています。
保湿クリームはケアの仕上げに重要な役割を果たしているので、何のために使うべきなのか確認してみましょう。
保湿クリームの役割
そもそも、保湿クリームは水分の蒸発を防ぐために存在してます。
寒い季節に肌のガサつきが気になってしまう人はたくさんいますが、これは肌から水分が抜けだしていることが原因です。
冬は他の季節と比べて湿気が少ないですし、室内では暖房によって湿度が下がってしまいます。
湿度が低いと知らないうちに肌から水分が減少しているため、気がついたときにはカサカサな状態になっているはずです。
クリームを塗ることによって湿度が低い場所にいる場合でも、肌から潤いが逃げにくくなります。
乾燥している場合は潤いを逃さないようにすれば改善が望めますし、そうでない場合も予防として活用することが可能です。
製品に含有されている成分が潤いをもたらしてくれるので不足していた水分を補えますし、多くの場合は水分不足が招いたトラブルを解消する成分や肌のバリア機能を向上する成分が入っているので、単にそのときに感じている乾燥を抑えるだけのアイテムではないと理解しておきましょう。
一般的に行われているスキンケアの手順
一般的に行われているスキンケアでは洗顔を行った後に化粧水、美容液、乳液という順番でケアを進めていきます。
入浴後や洗顔後の肌を放置しておくと、瞬く間に乾燥が進行してしまうので、なるべく早く化粧水をつける必要があるでしょう。
スキンケアでは水分率が高いものから使っていきますが、化粧水は基礎スキンケア用品の中でも最も水分量が高くなっていることが多いので最初に使います。
次に水分量が多いものが美容液であり、その次が乳液となっていることを頭に入れておくと良いです。
保湿クリームでは水分量が多くなるように調整されている商品も登場していますが、基本的にはスキンケアアイテムの中で最も油分が高いと言えます。
水分率が高いものから順に浸透させていき、最後に油分が多いクリームでマスクすれば蒸発が防ぎやすくなるでしょう。
潤いは化粧水と美容液だけで十分だと考える人もいるのですが、これらだけでは蒸発を避ける力が弱いと言えます。
浸透させたはずの潤いが気づかない間に逃げることになるので、フタの役割を担っているクリームを最後に使うことが大事です。
確実な効果を期待するためにも保湿クリームまで使うべき
乳液にもある程度の油分が入っていることから、ここまででケアを終了したいと考える人も多いと言えます。
たしかに乳液はその前に使用する化粧水や美容液よりも油の割合が高くなっていますが、その力で蒸発を防ぐことができるとは言い切れません。
残念ながら、湿度がかなり低くなってしまう場所やシーズン、もともと肌がカサカサになりやすい人では、乳液では十分な役割を果たすことができないと言えます。
湿度が高いシーズンや普段からそこまで乾燥がひどくない人は、乳液までになってしまう日があっても良いですが、確実な効果を期待するためにも保湿クリームまで使うべきです。
オールインワンタイプの製品を使用している場合
ちなみに、オールインワンタイプの製品を使用している場合でも、その上からクリームを塗ることができます。
大体はオールインワンタイプのほうがテクスチャーが柔らかいので、こちらから使用したほうが良いでしょう。
オールインワンは素早くケアを済ませられて便利ですが、その一方で油分の割合が下がりがちです。
こちらのタイプではあまり乾燥が防げていないと感じている場合、万全なケアを実現したいと考えている場合は、クリームまで活用するべきだと言えます。
それぞれ微妙に違った形で乾燥からの防御に貢献している
保湿クリームは乾燥から肌を守るためのものだという認識を持っている人が多いですが、実は他のスキンケア用品も似たような役目を持っており、それぞれ微妙に違った形で乾燥からの防御に貢献していると理解しておくと良いです。
これの場合は、潤いを与える成分が入っているだけでなく、与えた潤いを蒸発させないという役割を持っています。
具体的な働きまで理解しておかなければ、ここまでする必要がないと感じてしまうこともあるはずですが、必要性を理解すれば重要な存在であることが分かるはずです。
様々なブランドで販売されているラインでも化粧水からクリームが1つのシリーズにまとめられていることが多いですが、アイテムごとに異なる力があるからだと言えます。
まとめ
必要性をきちんと理解していなかったのであれば、正しい理解を持つことによって、十分な効果を得ることができるようなスキンケアが行えるようにしておくと良いです。